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「Dynamite!!」の追加カードが発表された。

金子賢vsアンディ・オロゴン。

個人的には“金子vsボビー”を予想していたけれど、ニアミスに終わってしまいました。
ともあれこの一戦、どうも「日本版TUF」の足がかりになるような気がしてならない。

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「TUF」とは、UFCが仕掛けた「THE ULTIMATE FIGHTER」の略。これは簡単にいえば、総合版ガチンコファイトクラブのようなアメリカのリアリティーショーである。

内容はUFCの現役選手がコーチに就任し、トレーニングをさせながら毎週試合を実施。最終的に勝ち残った者がUFC本選に出場できるというもの。

確かにこのシステムは上手くできている。
現在アメリカが空前の総合格闘技ブームになっているのは、このTUF効果が非常に大きいのだ。

「総合まったく興味なし」→「何気なくTUFを視聴」→「素人選手を応援」→「成長した彼を本選で見る」→「UFCのレベルの高さに圧倒」→「総合ファンに」

こんな完璧な流れで、UFCは一気に勢力を拡大した。


こういった“格闘技とエンターテインメントの融合”の成功に、あのプロデューサーが目をつけないわけがない。

これまでも、いわゆる“イロモノ”と呼ばれる試合はあったけれど、それは「格闘家vs他競技」という異種格闘技の流れで組まれていたカードだった。

今回の一戦は、その流れとは毛色がまったく違う。なにせ「俳優vs弟」。格闘技のバックグラウンドは一切ない、いわば素人同士の対戦なのだ。

金子賢はプロ格闘家への挑戦というテーマでベネット、そして所と試合をしてきた。
それがいきなり、総合素人のアンディを当てたのは何故?
ただ単純に「金子賢に白星をつけたい」ということだけではなく、プラスアルファの狙いがあるはずなのだ。

ボクは「Dynamite!!」という大きなイレモノと、ちょっとした話題性をダシにして、“レベルの低い試合が視聴者に受け入れられるのか”という実験をしようとしていると見たい。

というか。
正直、どちらが勝っても「う~ん」という感じの対戦なのだから、こういう時は“試合の先にあるもの”を考えながら見るのが一番なのだ。


ソコソコの内容と、お互いにケガがなければ「素人同士の総合」にゴーサイン。
それぐらいの妄想を働かせてもバチが当たるものではないだろう。

金子戦の裏読みはともかく、「日本版TUF」は某雑誌でも言及されていたように、可能性はゼロではない。

なにせ、日本で流行る要素は非常に多いのだ。

アメリカとは違って、人が興味を集めるのは「実力」よりも「幻想」や「期待」。
すでに「最強」というフレーズでライト層を引きつけるのは難しくなっていることもあり、実力主義や巨大路線とは違う切り口を考えなければいけない時期に格闘技界はきている。

おまけにここは、判官贔屓の国・ニッポン。
弱ければ弱いほど、応援したくなるのが人情だ。

そして何より心強いのは、「ガチンコ」の成功例があること。

ライト層でも総合を見るということはHERO'Sが証明しているし、「戦わなければならない理由がある」的な番組作りは、例の局ならばお手のもの。

当時よりリアリティーショーの作り方も確立してきた今、唯一の不安要素は“試合が見るに耐えうるか”という部分ぐらい。

それを確かめるためにこのカードを組んでいるのでは…なんていい加減に書いたけれど、意外に説得力ありそうな感じじゃないですかねコレ!?

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