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「曙のいない大みそかなんて…」
そう思ってしまう人がじわじわと増殖している。ような気がする。
2003年、ボブ・サップ。
2004年、ホイス・グレイシー。
2005年、ボビー・オロゴン。
3年連続で無残な負けを喫している曙は、「格闘家」としては正直ダメダメです。
でもなんか、やってれば見ちゃう。
なんなんでしょう、これ。
まさか谷川プロデューサーが、そんな曙の中毒性を見越していたとは思わないが、すっかり「Dynamite!!」の顔になった第64代横綱が今年もやってくれます。
人気blogランキングへその相手とは…サンパウロの大巨人、アントニオ・シルバ。
なんとPRIDEから“引き抜き”です! 大変!!
しかも曙とシルバはなにかと因縁があるだけに、すごく前向きに考えると意外に「好カード」だったりもするから話は複雑だ。
因縁ひとつめは「プロレスラー対決」。
シルバが日本で知られるようになったのは、新日本プロレスのリングから。
いわゆる黒のカリスマ蝶野が、懐かしのTEAM2000メンバーとしてシルバを発掘。ジャイアント・シンと巨人コンビを組んでいたのが2000年ごろだ。いやあ、懐かしい。
そして曙は、シウバと違ってバリバリの現役プロレスラー。
今はなかったことにされている「W-1」で、ムタとやっていたころは危なっかしい部分があった。それでも“武藤部屋”で修行を積んだ成果が出たのか、いまやプロレス界に曙は欠かせない存在になっている。WWEでビッグショーと組んだりとか、実はスゴイんです曙って。
どちらもプロレスでは輝く人材。総合ルールで見るのは惜しい気がしてしまうのはボクだけでしょうか。
さて、因縁ふたつめは「相撲vsバスケットボール」。
元バスケットボール五輪代表だったジャイアント・シルバの戦績は、7戦1勝6敗。
負けた相手は美濃輪だったりチェ・ム・ベだったり杉浦(また出ないかな…)だったり。
総合ではトップファイターといえない選手からの黒星も多く、シルバのファイトは「デカきゃいいってもんじゃない」という事実をまざまざと見せつけてくれています。
そんな彼が唯一、白星を挙げているのが「相撲は強いんだよっ!」でおなじみ戦闘竜。
これで横綱も負けるようであれば、ホントにもう相撲<バスケという変な状況になってしまうだけに、いわゆる「絶対に負けられない理由がここにある」んです。
試合の予想は正直、難しい。
1R中盤あたりから両者バテバテになるだろうから、その後の「フガァー!」みたいな一撃が偶然入った方が勝つ。そんなところでしょうか。
もしくは、曙がずーっとコーナーに押し込む若翔洋的な試合で、京セラドームはグッダグダ。そんな展開もまた“曙中毒者”にはアリかもしれない。
それにしてもですよ。
「Dynamite!!」以降、K-1はジャイアント・シルバをどうするつもりだろう…!?
そしてまた、モンターニャ・シウバのことも忘れないでいてください。